IMPROVEMENT MEASURES PARTS  &  FULL OVERHAUL ENGINE

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R.C.M  Ninja  SPORT Package”New” TYPE-Rのエンジン

以前から製作販売していたR.C.M Ninja スポーツパッケージ TYPE-Rは、ベースとなるGPZ900R Ninjaのエンジンと電装系はそのままに、車体廻りを中心に手を加えて販売をしてきました。ですが、今日現在入手出きるNinjaのベース車では、老朽化著しい個体が多く、対応が出来ないと判断したため、エンジンや電装系にも手を加えた”New” TYPE-Rへと進化を辿りました。エンジンは全分解、各部対策部品の確認を行い、採用されていない場合は交換。対策されていても消耗が見られる部品は全て交換対象となります。内燃機加工はクランクシャフトの曲がり修正にダイナミックバランス。メタルジャーナル部をラッピングで鏡面処理。シリンダーは水圧検査後、純正オ-バーサイズピストンでボーリング。(オーダー時に他メーカー製ピストンへの変更も可能。)シリンダーヘッドもバルブガイドはオーバーサイズに総交換。ライフを考慮して材質も焼結合金製を使用。シートカットや面研工程等も、もちろん施行。またNinjaは、エンジンの塗装コンディションが劣化した個体が多く見られるため、エンジン全分解を機に全て専用の再塗装(ガンコート)を施します。これらにより内外共に新車に近いコンディションのエンジンを実現しました。

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HEAD WORK & CYLINDER

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“New” TYPE-R専用に生産されたオーバーサイズのバルブガイド。
材質はライフを考慮した焼結合金製。ガイドが圧入される下穴を精密加工処理した後、全て交換されます。

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バルブガイド交換後、全てのバルブシートリングを研磨しバルブフェイスとのあたり面を再生。また、シートカットの使用限度を超えているものはシートリングを新規作製し、交換する場合もあります。

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シリンダーとピストンのクリアランスは適正値を越えると、オイル上がりや圧縮低下の原因に直結します。“New” TYPE-R スタート仕様モデルではベースエンジンの走行距離を問わず、全てオーバーサイズピストンに変更しています。

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シリンダーは、スリーブの圧入構造がウェットライナー式のため必ず事前の水圧検査をします。圧検後、問題がなければボーリング工程へ移行。水漏れが確認された時は、ライナーを交換した上でボーリングを施します。

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シリンダーは精密なボーリング後に、ホーニング処理。
“New” TYPE-R スタート仕様モデルではカワサキ純正オーバーサイズピストンを採用していますが、アップグレードで社外鍛造ピストンへの変更も可能です。

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シリンダーヘッド下面 及び シリンダーブロック上面は、面研を施して歪みを修正。“New” TYPE-R スタート仕様モデルでは歪みを取る目的での最小値面研となりますが、圧縮比を上げるための面研もオーダーが可能です。

CRANKSHAFT & MISSION

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クランクシャフトは曲がりや捻じれを修正し、ダイナミックバランス処理を施行。クランクメインベアリング部やコンロッド大端部など、メタルジャーナル部においてもラッピング研磨で摺動部を再生しています。

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Ninjaのミッション部品は、現在も新品部品の入手が可能です。消耗したギアは交換し、各ギア間におけるドックとの噛み合いクリアランスを確認。必要であればシム調整して組み付けされます。

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クラッチディスクとフリクションプレートは、KAWASAKI純正新品を使用。クラッチハウジングとスリーブはクラッチ板のツメ痕がひどい場合、クラッチリリースの初期作動性が落ちるため交換。大物部品ですが、スムーズな動力伝達には欠かせない所です。

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A-8以降に採用されているチェーンプレートが増数された、対策ジェネレーターチェーンに変更。

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スターターワンウェイクラッチはA-8以降の対策部品に変更。ワンウェイクラッチの交換はエンジンクランクケースの分解作業が必要になるため“New” TYPE-Rでは必ず変更される部品の一つです。

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対策されたジェネレーターチェーンに合わせて、チェーンガイド・スプロケット・テンショナーなど、周辺の部品全てが交換されます。

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油膜切れから起こり易い、いわゆるロッカーアームのカジり現象。A-16ファイナルエディションで採用されたチップ鋳込みロッカーアームに変更されます。

対策強化パーツ

同系列機種の中でも後期モデルの車輌に装備されている部品は、構造的な進化を遂げているものが多々見られる事があり、それらの部品を採用していく事で充実した仕様にモディファイが出来ます。
“New” TYPE-Rではそれら対策部品と呼ばれる部品を、エンジンオーバーホール時に全て組み込んでいます。

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